介護福祉士として働く介護ビザ申請 - コモンズ行政書士事務所

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介護福祉士として働く介護ビザ申請

介護ビザは、日本の介護施設や病院で介護福祉士として働くための在留資格です。介護ビザを取得するには、介護福祉士の資格が必要です。

この記事では、介護ビザの取得要件、取得ルート、必要書類、よくある質問まで、初めての方にも分かりやすく解説します。

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目次

介護ビザとは

介護ビザは、主に介護施設や病院などの受入れ機関と雇用契約を結び、介護福祉士として介護業務に従事するための在留資格です。

在留資格名 日本で行うことができる活動 在留期間
介護 本邦の公私の機関との契約に基づいて介護福祉士の資格を有する者が介護又は介護の指導を行う業務に従事する活動 3年、1年、6月又は3月

介護ビザで働ける場所

介護ビザを取得すると、介護福祉士としてさまざまな施設や事業所で働くことができます。 介護保険サービスや障害福祉サービスを提供する事業所をはじめ、病院や診療所など、介護福祉士が活躍できる幅広い職場で勤務できます。

分野 介護保険サービス
介護保険サービス 訪問介護、通所介護(デイサービス)、通所リハビリテーション、介護老人保健施設、有料老人ホーム、特定施設入居者生活介護 など
障害福祉サービス 居宅介護、重度訪問介護、同行援護、生活介護、就労移行支援、就労継続支援、共同生活援助(グループホーム)、移動支援事業 など
その他 病院、診療所など

介護ビザの取得要件

介護ビザを取得するには、次の2つの要件を満たす必要があります。

  • 介護福祉士の資格を持っていること
  • 日本人と同等額以上の報酬を受けること

介護ビザ取得の主なルート

介護ビザを取得するには、まず介護福祉士の資格を取得する必要があります。介護福祉士の主な取得方法は、「実務経験ルート」と「養成施設ルート」の2つあります。

実務経験ルート

介護の仕事をしながら資格取得を目指す方法です。
原則として、介護の実務経験が3年以上(1,095日以上)、かつ実際に介護業務を行った日数が540日以上必要です。さらに、実務者研修の修了も求められます。必要な実務経験と研修を修了すると、介護福祉士国家試験を受験できます。

養成施設ルート

大学・短期大学・専門学校などの指定養成施設で学ぶ方法です。
原則として、2年以上学び、所定のカリキュラムを修了することで、介護福祉士国家試験の受験資格を取得できます。

※ 特定活動(EPA)で在留している方が介護福祉士試験に合格した場合も、介護ビザへの変更許可申請が可能です。

介護ビザを取得する方法

これまで見てきたとおり、介護福祉士国家試験に合格し、働く場所が決まれば、介護ビザを取得できます。ただし、介護福祉士国家試験を受験するには、実務経験や所定のカリキュラムの修了など、受験資格を満たす必要があります。

そのため、まずは介護分野の特定技能ビザで来日して実務経験を積むか、留学ビザで来日して介護福祉士養成施設で学ぶことが、介護ビザ取得への一般的なルートです。

王道ルート①(特定技能ビザ→介護ビザ)

特定技能1号で来日
↓
介護施設などで3年以上働く
↓
介護福祉士の資格を取得・登録する
↓
介護ビザへ変更許可申請を行う

王道ルート②(留学ビザ→介護ビザ)

留学ビザで来日
↓
介護福祉士養成施設で2年以上学ぶ
↓
介護福祉士の資格を取得・登録する
↓
介護ビザへ変更許可申請を行う

※介護ビザを取得する他のルート
技能実習中に介護福祉士国家試験に合格した場合、介護ビザへの変更申請が可能です。ただし、一般的には、技能実習から特定技能へ移行し、その後、介護福祉士に合格して介護ビザへ変更する流れが現実的です。

※特定活動(EPA)で在留している方も、介護福祉士国家試験に合格した場合は、介護ビザへの変更許可申請が可能です。

介護ビザ申請の必要書類

介護ビザの必要書類は、次のとおりです。一般的に、来日後に介護福祉士試験に合格してから変更許可申請を行うケースが多いため、以下では変更許可申請に必要な書類をご案内します。

  • 在留資格変更許可申請書
  • 証明写真
  • パスポートおよび在留カード(変更申請の場合は提示)
  • 介護福祉士登録証
  • 労働条件通知書または雇用契約書
  • 所属機関の概要書
  • 所属機関の代表者に関する申告書
  • 派遣社員として働く場合は、派遣先での業務内容が分かる資料
  • 技能実習の在留資格で在留していたことがある場合は、技能移転に係る申告書

※申請内容や個別の状況により、上記以外の書類の提出を求められることがあります。

Q&A

「日本人と同等額以上の報酬」とは何ですか?

外国人であることを理由に日本人より低い給与を設定することはできません。同じ業務に従事する日本人と同等以上の報酬を支払う必要があります。通常、日本人と同じ給与体系・評価制度で雇用していれば、この要件を満たします。

海外にいる外国人を介護ビザで呼び寄せることはできますか?

はい、可能です。ただし、日本の介護福祉士登録証が必要です。介護福祉士登録証を取得している場合は、在留資格認定証明書交付申請(COE申請)を行い、査証(ビザ)の発給を受けて来日できます。

EPAとは何ですか?

EPAとは、日本とインドネシア、フィリピン、ベトナムとの間で結ばれた経済連携協定のことです。EPAに基づいて来日する方は、特定活動ビザで介護施設などで働きながら、または介護福祉士養成施設で学びながら、介護福祉士資格の取得を目指します。介護福祉士資格を取得した後は、介護ビザへの変更許可申請が可能です。

EPAの申請もサポートしていますか?

申し訳ありませんが、弊所ではEPAの申請サポートは行っておりません。
なお、EPAの受入れや在留手続きは、公益社団法人国際厚生事業団(JICWELS)を通じて行う必要があります。

介護ビザと特定技能1号(介護分野)の違いは何ですか?

最も大きな違いは取得要件です。介護ビザは介護福祉士の資格が必要ですが、特定技能1号は日本語試験と介護技能試験への合格が要件です。
また、特定技能1号では受入れ機関に外国人支援の義務がありますが、介護ビザにはありません。

ケアマネジャーとして働く場合も介護ビザになりますか?

はい。介護福祉士の資格を持つ方がケアマネジャーとして勤務する場合も、介護ビザの対象となります。また、介護施設だけでなく、訪問介護の業務に従事することも可能です。

介護ビザに関するデータ

【介護ビザを持つ外国人の推移】

2025年 15,891人
2024年 12,227人
2023年 9,328人
2022年 6,284人
2021年 3,794人

【介護ビザを持つ外国人上位5】

1位 ベトナム(6,672人)
2位 ネパール(2,040人)
3位 インドネシア(1,946人)
4位 中国(1,409人)
5位 フィリピン(1,381人)

先生のひとこと

介護分野では高齢化の進展に伴い、人材不足が大きな課題となっています。そのため、介護福祉士として長く活躍できる「介護ビザ」の重要性は今後さらに高まっていくでしょう。

現在は特定技能1号(介護分野)で働く外国人も増えていますが、介護福祉士の資格を取得して介護ビザへ移行することで、在留期間やキャリアの面でもより安定した就労が期待できます。

一方で、介護ビザの申請では、介護福祉士の資格や雇用条件、提出書類などを適切に確認する必要があり、状況によっては追加書類が求められることもあります。

弊所では、介護ビザへの変更許可申請や海外からの認定申請(COE申請)について、一人ひとりの状況に合わせてサポートしております。介護ビザの取得をご検討中の方や、外国人介護人材の採用を予定されている事業者様は、お気軽にご相談ください。

この記事の監修者

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代表行政書士

山 中 健 司

Kenji Yamanaka
  • 所属団体:日本行政書士会連合会、大阪府行政書士会
  • 登録番号:第11261315号
  • 登録資格:特定行政書士/申請取次行政書士
  • 大阪出身。在留資格や帰化申請、化粧品・医薬部外品許可申請などを中心にサポート。依頼者との出会いを大切にし、「出会えてよかった」と思ってもらえる関係づくりを大事にしています
    →詳しいプロフィールはこちら

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