中国人家族4人揃っての永住ビザ同時申請

　永住ビザ事例　No.40　

福岡県にお住まいの中国人男性から永住ビザ申請のご依頼を受けました。

約10年前に日本語学校に通うため就学ビザで来日し、来日から10年以上経過したため、永住ビザを申請したいという事例です。

今回の方は、家族4名での申請でご主人が技術・人文知識・国際業務ビザ、奥様とお子様2名が家族滞在ビザで日本に滞在されています。年収が約500万円、貯金額が約200万円あったため、スムーズに申請を進めることができました。

担当者

就労ビザとは、日本の高等学校、専修学校の高等課程、各種専門学校などで学ぼうとする外国人に認めらていたビザでしたが、2010年7月以降、留学ビザに一本化されました。

注意

個人を特定できないよう多少の修正や加工を施しております。

永住ビザ申請の内容
- 来日から永住ビザ申請までの経緯
永住ビザの申請書類一覧表
プロの視点でチェック

永住ビザ申請の内容

来日から永住ビザ申請までの経緯

来日

2009年4月

岡山にある日本語学校に通うため就学ビザで来日（2010年3月に卒業し、福岡にある大学へ進学）

結婚

2014年7月

中国人女性と結婚

就職

2017年4月

就職に伴い、技術人文知識国際業務ビザへ変更

第一子誕生

2017年6月

第二子誕生

2020年10月

転職

2021年8月

現在の職場へ転職

永住許可申請

2022年10月

永住ビザの申請書類一覧表

申請人に関する資料

永住許可申請書（4名分）
履歴書（2名分）
永住許可申請理由書（2名分）
結婚証の写し及び日本語訳文（2名分）
出生届記載事項証明書（2通）
住民票
在籍証明書
直近5年間の所得及び納税状況を証明する資料
残高証明書
全部事項証明書（土地）
全部事項証明書（建物）
健康保険被保険者証の写し（4名分）
パスポートの写し（4名分）
在留カードの写し（4名分）
ねんきんネットに関する資料（2名分）

身元保証人に関する資料

身元保証書（4名分）
住民票
在籍証明書
課税証明書
納税証明書

※ 現在は、必要書類が異なるため要注意

その他の資料

勤務先のホームページの写し
推薦状
了解書（4名分）
申請書類について

プロの視点でチェック

永住ビザ申請のポイント

特になし
年金保険料の遅延・滞納
年金免除期間がある
健康保険料の遅延・滞納
住民税の遅延・滞納
年収に不安がある
産休・育休期間がある
扶養人数が多い
法律違反がある
資格外活動違反がある
14日以内の届出をしていない
在留資格と活動内容が一致していない
居住要件に不安がある
就労要件に不安がある
過去のビザ申請で嘘の記載がある
過去のビザ申請で記載した内容を覚えていない
過去に永住ビザ申請が不許可になっている
同居の家族に上記いずれかの問題がある
その他

先生の解説

ワンポイントアドバイス

今回は問題ありませんでしたが、中国人の方の中にはたまに、中国にいる自分の両親や奥様の両親を扶養に入れている方がいらっしゃいます。親や祖父母を扶養に入れることで税金の扶養控除を使うことができるためといった理由で、両親や奥様の両親を扶養に入れられているようですが、昨今の永住ビザ申請では扶養欄も厳しく審査されるようになっておりますのでご注意ください。