承諾書の発行を断られたにも関わらず技能実習ビザから配偶者ビザに変更できたストーリー

今回の申請で許可につながったポイントは、以下の2点です。

✅妊娠を理由に在留資格変更承諾書なしでも認められた点

今回の申請人は技能実習ビザで来日して3年目でしたが、監理団体および勤務先から在留資格変更承諾書を取得できない状況にありました。ただし、申請の途中で妊娠が判明したことにより、特別な事情として考慮され、承諾書がなくても変更が認められました。

✅スピード結婚でも問題視されなかった点

ご夫婦は出会って約半年で結婚されており、いわゆるスピード結婚ではありましたが、同じ国で暮らし、何度も直接会っていた実績があったため、結婚の信ぴょう性が認められ、大きな問題とはされませんでした。

📌在留資格変更承諾書なしだとどうなるの？

技能実習ビザから配偶者ビザなどへの在留資格変更を行う場合、通常、監理団体および勤務先からの在留資格変更承諾書の提出が求められます。特に技能実習ビザの場合、在留資格変更を行うことは技能実習制度の趣旨や契約内容に反するため、承諾書が提出されていない場合は不許可となる可能性が非常に高いです。

ただし、今回のようにやむを得ない事情（例：妊娠・出産などの家族事情）がある場合は、承諾書がなくても例外的に許可が下りる可能性もあります。

📌スピード結婚って審査で不利になるの？

出会ってからすぐに結婚したスピード結婚は、審査で「本当に結婚生活をするつもりなのか？」と疑われやすく、不利になることがあります。特に、交際期間が短く、会った回数も少ない場合は注意が必要です。

でも、同じ国で一緒に暮らしていたり、何度も会ってしっかりと関係を築いていたことがわかる場合は、スピード結婚でも問題にならないこともあります。大事なのは結婚の信ぴょう性をちゃんと説明できるかどうかです。