東京都にお住まいの日本人男性から結婚ビザ申請のご依頼を受けました。
ミャンマーで暮らしているミャンマー人妻との結婚手続きが日本で完了し、これから日本で一緒に暮らすため、ミャンマー人妻の結婚ビザを取得したいという事例です。
このご夫婦は、奥様が日本留学中にご主人の職場に奥様がアルバイトとして採用されたことがきっかけで知り合い交際を続けたすえに結婚に至っております。お互いに初婚同士であり、交際期間も5年以上あることから、ビザ申請する上では大きな問題もなくスムーズにお手続きを進めることができました。

結婚ビザ申請前に、懸念点を伺ったところ「奥様の家族に結婚の事実を伝えていない」という回答を頂いております。
ご夫婦の結婚ビザ申請の内容
出会いから結婚ビザ申請までの経緯
2015年6月
ミャンマー人妻が日本留学中アルバイト先で日本人夫と知り合う
2015年7月
日本:2020年6月
ミャンマー:未手続
2020年10月
結婚ビザの申請書類一覧表
ご夫婦に関する資料
- 在留資格認定証明書交付申請書
- 質問書
- 申請理由書
- パスポートの写し
- 戸籍謄本
- 結婚証明書に関する補足説明書
- 身元保証書
- 住民票
- 在籍証明書
- 令和2年度 所得・課税証明書
- 平成30年度 納税証明書
- 平成31年度 納税証明書
- 残高証明書
- 夫婦の写真
- 夫婦のチャット履歴
その他の資料
- 返信用封筒
- 在留資格認定証明書交付申請書類について
プロの視点でチェック
結婚ビザ申請のポイント
- 特になし
- 両国の結婚証明書がない
- 夫婦ともに海外在住
- 出会ってから結婚までの期間が1年以下
- ネットのやり取りだけで直接会ったことがない
- 20歳以上年齢差がある
- 離婚歴に不安要素がある
- 出会い方に不安要素がある
- 夫婦の収入が少ない
- お互いの家族が結婚のことを知らない
- 夫婦が日本で別居
- 2人だけでコミニュケーションが取れない
- 法律違反あり
- 過去のビザ申請で嘘の記載がある
- 過去に結婚ビザ申請が不許可になっている
- その他
両国の結婚証明書がない
結婚ビザ申請の場合は、提出書類として「日本人の方の戸籍謄本(全部事項証明書)」「申請人の国籍国(外国)の機関から発行された結婚証明書」が求められています。今回の場合は、日本で結婚した後、ミャンマー国内でミャンマー側の結婚手続きをしなければならないところでしたが、新型コロナウイルスの影響で渡航制限がかかり、ミャンマーでの結婚手続きができないことから「申請人の国籍国(外国)の機関から発行された結婚証明書」が提出できないため、その点をしっかり書面で伝えております。
お互いの家族が結婚のことを知らない
結婚ビザ申請の質問書の中には「お互いの家族が結婚を知っているか?」を尋ねる項目があります。今回のご夫婦の場合、ミャンマー人妻側の家族が国際結婚に難色を示しているため結婚の報告はしていないとの事でしたが、大きな問題にはならないと判断したため、正直に妻側の家族に結婚を伝えていないことを記載し、そのまま結婚ビザ申請を進めています。
先生のコメント

「申請人の国籍国(外国)の機関から発行された結婚証明書」がない状態での結婚ビザ申請は特別な措置であり、ミャンマー入国の条件が緩和された現在では「ミャンマーの結婚証明書」が必要になりますので、くれぐれもご注意ください!
関連リンク
ページ番号:S-00000659