大阪府にお住まいの日本人女性から結婚ビザ申請のご依頼を受けました。
ペルーで暮らしているペルー人夫との結婚手続きがぺルーと日本で完了し、これから日本で一緒に暮らすため、ペルー人夫の結婚ビザを取得したいという事例です。
このご夫婦は、外国語学習SNSを通じて知り合い交際を続けたすえに結婚に至っております。今回の申請にあたり、二人が出会ってから結婚するまでの期間が半年以内であることや奥様の職業が学生であること、ご夫婦が結婚までに1度しか会ったことがないことなど、様々な問題がありましたが、一つ一つ丁寧に対処していきながら結婚ビザ申請の書類を作成致しました。
スピード結婚、学生結婚、一度しか会ったことがないなどのワードを聞くと、結婚ビザの取得なんて無理なのでは?と思われる方も多いかもしれませんが、真実の結婚であり、抑えるべきポイントを抑えていれば結婚ビザを取得することはできます!
ご夫婦の結婚ビザ申請の内容
出会いから結婚ビザ申請までの経緯
2017年8月
日本人妻とペルー人夫が外国語学習SNSを通じて知り合う
2017年8月
ペルー:2017年10月
日本:2017年11月
2017年12月
結婚ビザの申請書類一覧表
ご夫婦に関する資料
- 在留資格認定証明書交付申請書
- 質問書
- 申請理由書
- パスポートの写し
- 戸籍謄本
- 結婚証明書及び日本語訳文
- 身元保証書
- 住民票
- 在学証明書
- 在職証明書
- 平成29年度市・府民税非課税証明書
- 残高証明書
- 夫婦の写真
- 夫婦のチャット履歴
- 妻から夫への手紙の写し
- 夫から妻への手紙の写し
その他の資料
- ペルー滞在中の行動について
- 卒業見込証明書と採用通知書の写しに関する補足説明書
- 卒業見込証明書
- 採用通知書の写し
- 返信用封筒
- 在留資格認定証明書交付申請書類について
プロの視点でチェック
結婚ビザ申請のポイント
- 特になし
- 両国の結婚証明書がない
- 夫婦ともに海外在住
- 出会ってから結婚までの期間が1年以下
- ネットのやり取りだけで直接会ったことがない
- 20歳以上年齢差がある
- 離婚歴に不安要素がある
- 出会い方に不安要素がある
- 夫婦の収入が少ない
- お互いの家族が結婚のことを知らない
- 夫婦が日本で別居
- 2人だけでコミニュケーションが取れない
- 法律違反あり
- 過去のビザ申請で嘘の記載がある
- 過去に結婚ビザ申請が不許可になっている
- その他
出会ってから結婚までの期間が1年以下
交際を始めてから1年以内に結婚しているスピード結婚の場合は、ご夫婦の交流や関係性を証明することが難しく、偽装結婚を疑われる恐れがあります。今回の場合は、ご夫婦が出会ってから結婚するまでトークアプリや時には手紙を送り合って頻繁にやり取りをしていたこと、日本人妻がペルーへ行った際にペルー人夫の家族に直接会い結婚の挨拶をしていることなどをしっかり書面で伝えました。
夫婦の収入が少ない
今回の結婚ビザ申請では、日本人妻が大学生という状況での申請でしたが、半年以内に卒業を予定しており、就職先も決まっていたため、卒業見込証明書と採用通知書の写しを提出し、今後の生活に問題がないことをアピール致しました。
先生のコメント
基本的に、ご夫婦の交流関係を証明する資料としては写真やチャット履歴を提出しておりますが、今回のように手紙などもご夫婦の交流関係を証明する資料として活用できます。
関連リンク
ページ番号:S-00000534