大阪府にお住まいの日本人男性から定住者ビザ申請のご依頼を受けました。
約6年前にトルコ人女性と結婚し、それから日本で一緒に暮らしていたものの夫婦関係が悪化し離婚をすることになったため、トルコ人女性が日本に残れるよう、ビザ変更手続きをお願いしたいという事例でした。
今回の場合、トルコ人女性との結婚歴(及び日本での夫婦生活年数)は6年以上、夫婦の間にお子様が一人おり、親権はトルコ人女性が持ち、養育もトルコ人女性が行っているという状態でした。また、トルコ人女性はパートタイマーとして働かれており、パートタイマーとしての給与、児童手当、ご依頼者様からの養育費を合わせた金額で十分生活していけるということで、十分に変更できる可能性があるとして申請を進めさせていただきました。
担当者
日本人の子供を扶養している場合は、実子扶養定住と呼ばれる告示外の定住者ビザに該当する可能性があります。今回の方も、日本人の子供の親権を持ち実際に扶養をしているということで、実子扶養定住として申請を進めております。
定住者ビザ申請の内容
定住者ビザ申請に至るまでの経緯
結婚
2018年2月
来日
2018年9月
第一子誕生
2023年6月
離婚
2024年1月
夫婦関係の仲が悪くなり離婚
定住者ビザ申請
2024年4月
定住者ビザの申請書類一覧表
申請人に関する資料
- 在留資格変更許可申請書
- 在留資格変更許可申請理由書
- パスポートの写し
- 在留カードの写し
- 戸籍謄本
- 住民票
- 在職証明書
- 収入に関する補足説明書
- 市民税・府民税非課税証明書
- 給与明細の写し(直近3か月分)
- 養育費の振込記録の写し
- 児童手当認定通知書の写し
- 児童扶養手当認定通知書の写し
- 親子の写真
身元保証人(前夫:***)に関する資料
- 身元保証書
- 住民票
- 在職証明書
- 市民税・府民税課税証明書
- 納税証明書
- 残高証明書
その他の資料
- 嘆願書
- 申請書類について
プロの視点でチェック
定住者ビザ申請のポイント
- 特になし
- 実質的な婚姻期間が3年以下
- 安定した収入がない
- 日本人の実子がいない
- 日本人の実子の親権・監護権がない
- 日本人の実子を養育していない
- 14日以内の届出をしていない
- 海外の親権証明書がない
- 海外の扶養証明書がない
- 17歳の誕生日を過ぎている
- 法律違反がある
- 過去のビザ申請で嘘の記載がある
- 身元保証人の保証力に不安がある
- その他
先生の解説
ワンポイントアドバイス
告示外の定住ビザ申請の場合は、必要書類が掲載されていないため、専門家としての知識や経験を元に書類を用意準備して頂きます。今回の申請では、資料提出通知書も届かず、ほぼ完ぺきな書類を提出することができました。
先生のコメント
担当者
夫婦仲が悪化して離婚されたご夫婦でも、前妻・前夫が日本に残るためのビザ変更手続きのご依頼を頂くことはありますのでお気軽にご連絡ください!
関連リンク
ページ番号:S-00005177