熊本県にお住まいの日本人男性から定住者ビザ申請のご依頼を受けました。
熊本県内の飲食店で出会ったミャンマー人妻とその連れ子(6歳)のビザを取得したいという事例です。
今回のビザ申請にあたり、親子一緒に日本で暮らすことをご希望されていたので、奥様と連れ子様の同時申請を行っています。また、ご主人が6人家族であることやご主人の月収が12万円ということから、同居しているご主人の父親にも追加の身元保証人として協力していただいております。
家族が多い場合は、同居している家族&妻子を扶養できるかを審査されることになります。そのため、同居の家族に収入がある場合は、予め説明されておいた方が良いでしょう。
定住者ビザ申請の内容
定住者ビザ申請に至るまでの経緯
2012年4月
ミャンマー人母とミャンマー人父の間に生まれる
2013年12月
2015年2月
ミャンマー人母が技能実習ビザで渡日(※子は祖父母が養育)
2017年12月
日本人男性とミャンマー人母が再婚
2018年2月
ミャンマー人母がミャンマーへ帰国
2018年4月
申請書類一覧表
申請人に関する資料
- 在留資格認定証明書交付申請書(2名分)
- 質問書
- 申請理由書(2名分)
- パスポートの写し(2名分)
- 戸籍謄本
- 結婚証明書及び日本語訳文
- 出生証明書及び日本語訳文
- 身元保証書(2名分)
- 住民票
- 在職証明書
- 市県民税(所得・課税)証明書
- 納税証明書
- 夫婦のチャット履歴
- 家族の写真
- NPO 法人のホームページ写し
追加身元保証人に関する資料
- 身元保証書(2名分)
- 履歴事項全部証明書
- 所得税及び復興特別所得税の確定申告書B 控の写し
- 市県民税(所得・課税)証明書
- 納税証明書
その他の資料
- 在留資格認定証明書交付申請書類について
- 返信用封筒
プロの視点でチェック
定住者ビザ申請のポイント
- 特になし
- 実質的な婚姻期間が3年以下
- 安定した収入がない
- 日本人の実子がいない
- 日本人の実子の親権・監護権がない
- 日本人の実子を養育していない
- 14日以内の届出をしていない
- 海外の親権証明書がない
- 海外の扶養証明書がない
- 17歳の誕生日を過ぎている
- 法律違反がある
- 過去のビザ申請で嘘の記載がある
- 身元保証人の保証力に不安がある
- その他
ワンポイントアドバイス
今回の申請にあたり、連れ子の来日後の予定として、外国から来た子どもを支援するNPO法人が開催している日本語教室に通わせることを予定されているということで、NPO 法人のホームページ写しを申請書類に添付しております。
配偶者ビザ申請のポイント
- 特になし
- 両国の結婚証明書がない
- 夫婦ともに海外在住
- 出会ってから結婚までの期間が1年以下
- ネットのやり取りだけで直接会ったことがない
- 20歳以上年齢差がある
- 離婚歴に不安要素がある
- 出会い方に不安要素がある
- 夫婦の収入が少ない
- お互いの家族が結婚のことを知らない
- 夫婦が日本で別居
- 2人だけでコミニュケーションが取れない
- 法律違反あり
- 過去のビザ申請で嘘の記載がある
- 過去に結婚ビザ申請が不許可になっている
- その他
夫婦の収入が少ない
今回の申請にあたり、父親が代表取締役を務める農業法人(株式会社)に日本人夫が勤めており、年収が約150万円と家族を養うことを考えると低い金額であるため、日本人夫の父親(年収約150万円)にも追加の身元保証人として協力していただいております。
先生のコメント
今回の申請の場合は、日本人のご主人の年収が低いことがネックとなっておりましたが、職業が考慮され、無事に連れ子を呼ぶことができました。
関連リンク
ページ番号:S-00003069