埼玉県にお住まいの日本人男性から定住者ビザ申請のご依頼を受けました。
メキシコ赴任中にメキシコ赴任先の同僚として出会ったメキシコ人妻とその連れ子2名(14歳・19歳)のビザを取得したいという事例です。
このご夫婦は、家族5人で日本で暮らすことをご希望されていたので、奥様と連れ子様2名の同時申請を行っています。今回のビザ申請にあたり、ご主人がメキシコ赴任から帰国したばかりということで、ご主人のお兄様に追加の身元保証人になってもらっております。
メキシコ人妻にはもう一人子供(長男)がいましたが、21歳ということもあり、留学ビザでの来日を検討されているとのことでした。
定住者ビザ申請の内容
定住者ビザ申請に至るまでの経緯
1997年8月
メキシコ人母とメキシコ人父の間に生まれる
2002年1月
2002年6月
未婚の母より生まれる
2014年11月
メキシコ人母が日本人男性と再婚(再婚後、赴任終了までメキシコで生活)
2016年8月
定住者ビザの申請書類一覧表
申請人に関する資料
- 在留資格認定証明書交付申請書(3名分)
- 質問書
- 申請理由書(3名分)
- パスポートの写し(3名分)
- 戸籍謄本
- 結婚証明書及び日本語訳文
- 出生証明書に関する補足説明書
- 出生証明書及び日本語訳文
- 家族の写真
- 夫婦のチャット履歴
身元保証人の資料
- 身元保証書
- 住民票
- 在職証明書
- 支給明細書に関する補足説明書
- 支給明細書の写し(1か月分)
- 残高証明書
追加身元保証人の資料
- 身元保証書
- 住民票
- 在籍証明書
- 市民税・都民税 課税証明書
- 納税証明書
その他の資料
- 在留資格認定証明書交付申請書類について
- 返信用封筒
プロの視点でチェック
定住者ビザ申請のポイント
- 特になし
- 実質的な婚姻期間が3年以下
- 安定した収入がない
- 日本人の実子がいない
- 日本人の実子の親権・監護権がない
- 日本人の実子を養育していない
- 14日以内の届出をしていない
- 海外の親権証明書がない
- 海外の扶養証明書がない
- 17歳の誕生日を過ぎている
- 法律違反がある
- 過去のビザ申請で嘘の記載がある
- 身元保証人の保証力に不安がある
- その他
17歳の誕生日を過ぎている
実子が高校に入学するような年齢(15歳~)である場合、親と一緒に過ごす必要がある年齢ではないと判断されるため審査が厳しくなる傾向にあります。また、15歳以上は日本で労働をさせることができることから、労働目的(金銭目的)のために呼ぶことを疑われる傾向が強くなっています。ただし、今回の申請では年下の妹と同時に申請すること、定住者ビザに該当しない兄も留学ビザで来日することを計画しており、家族全員で日本で暮らすことを希望している事がはっきりと分かることから、来日後の予定までは決めておりません。
配偶者ビザ申請のポイント
- 特になし
- 両国の結婚証明書がない
- 夫婦ともに海外在住
- 出会ってから結婚までの期間が1年以下
- ネットのやり取りだけで直接会ったことがない
- 20歳以上年齢差がある
- 離婚歴に不安要素がある
- 出会い方に不安要素がある
- 夫婦の収入が少ない
- お互いの家族が結婚のことを知らない
- 夫婦が日本で別居
- 2人だけでコミニュケーションが取れない
- 法律違反あり
- 過去のビザ申請で嘘の記載がある
- 過去に結婚ビザ申請が不許可になっている
- その他
その他(海外赴任から帰国したばかりである)
今回の申請の場合、日本人夫がメキシコから帰国したばかりのため、日本人夫の兄に追加の身元保証人として協力していただいております。
先生のコメント
今回の申請の場合は、日本人夫が帰国してからの申請でしたが、日本で暮らす家族の協力が得られるのであれば赴任前にビザ申請を行い、家族一緒に帰国することもできます!
関連リンク
ページ番号:S-00002730