愛知県にお住まいの日本人男性から定住者ビザ申請のご依頼を受けました。
約5年前にフィリピン人女性と結婚し、日本で一緒に暮らすことになったが、日本で暮らし始めたタイミングで子供が産まれたり新型コロナウイルスが流行したりして、しばらく生活がバタバタとしており、ようやく落ち着いたため、フィリピン人女性の連れ子を日本に呼びたいという事例です。
今回の場合、連れ子は10歳であり、フィリピン人女性が未婚の母として生んだ子どもでした。フィリピン人女性がご依頼者様と結婚し来日してからは、日本からフィリピンへ養育費を定期的に送金されており、頻繁に連絡も取っていたとのことです。現在、ご依頼者様ご夫婦は2人の間に生まれたお子様と家族3人で暮らしをされております。ご主人が投資家（※高齢のため無職・年金生活）をされており、年金収入が100万円前後であるものの金融資産額が約3,000万円あるという状態での申請でした。
担当者
無職であっても、生活に問題がないと判断される程度の金融資産があれば許可が下りる可能性は十分にあります。
注意
個人を特定できないよう多少の修正や加工を施しております。
定住者ビザ申請の内容
定住者ビザ申請に至るまでの経緯
出生
2012年7月
フィリピン人の未婚の母から生まれる
母の結婚
2017年9月
フィリピン人の母が日本人男性と結婚（結婚後、母のみ日本へ渡航）
定住者ビザ申請
2022年2月
定住者ビザの申請書類一覧表
申請人に関する資料
- 在留資格認定証明書交付申請書
- 在留資格認定証明書交付申請理由書
- パスポートの写し
- 出生証明書及び日本語訳文
- 学生証の写し
- 戸籍謄本
- 身元保証書
- 在留カードの写し
- 住民票
身元保証人（義父：＊＊＊）に関する資料
- 身元保証書
- 所得税及び復興特別所得税の申告内容確認票Bの写し
- 所得・課税証明書
- 残高証明書 2通
- 取引残高報告書
申請人に養育・監護に関する資料
- パスポートの写し
- 海外送付金取引内容のお知らせの写し
- 家族の写真
- 親子のチャット履歴
その他の資料
- 来日後に通う予定の学校情報
- 返信用封筒
- 申請書類について
プロの視点でチェック
定住者ビザ申請のポイント
- 特になし
- 実質的な婚姻期間が3年以下
- 安定した収入がない
- 日本人の実子がいない
- 日本人の実子の親権・監護権がない
- 日本人の実子を養育していない
- 14日以内の届出をしていない
- 海外の親権証明書がない
- 海外の扶養証明書がない
- 17歳の誕生日を過ぎている
- 法律違反がある
- 過去のビザ申請で嘘の記載がある
- 身元保証人の保証力に不安がある
- その他
先生の解説
ワンポイントアドバイス
未婚の母から生まれた場合は、親権に関する書類は必要ありません。
先生のコメント
担当者
今回は、特に大きな問題もなかったこともあり、申請から約1ヶ月で許可がおりました！
関連リンク
ページ番号：S-00002514
