大阪府にお住まいのインド人男性から帰化申請のご依頼を受けました。
インドで生まれ、約6年前に専門学校留学のため来日された方であり、帰化している親族がいることや家族が帰化許可申請に賛成してくれていることもあり、帰化申請をされたいとのことでした。
この方は、一人暮らしをしている独身男性であり、現在は会社員として働いておられます。また、今回の帰化申請にあたり、大阪法務局本局管轄に住まれていたこともあり、あらかじめ大阪法務局本局へ何度か出向いて担当官の方と打ち合わせをしながら帰化申請を進めさせていただきました。
担当者
帰化申請の条件の一つに「引き続き5年以上日本に住所を有すること」があります。
帰化申請の内容
帰化申請までの経緯
出生
1991年10月
インドで出生
家族構成
本人、父、母、兄、妹(※家族はインド在住)
本人のみの1人世帯
国籍および在留資格
インド(技術人文知識国際業務・5年)
職業
会社員
帰化許可申請
2022年11月
帰化申請の申請書類一覧表
本国の資料
- 国籍証明書
- 出生証明書(本人、姉、弟)
- 婚姻証明書(父母)
- 上記インド書類の日本語訳文
日本の資料
- 身分関係図
- 帰化許可申請書
- 親族の概要(居住地区分/外国)
- 履歴書(その1)
- 履歴書(その2)
- 生計の概要(その1)
- 生計の概要(その2)
- 居宅・勤務地付近の略図等
- 帰化の動機書
- パスポートの写し
- 在留カードの写し
- 保有個人情報の開示をする旨の決定について(出入)
- 住民票
- 住民票除票
- 在勤及び給与証明
- 確定申告書の控えの写し
- 給与所得の源泉徴収票
- 市民税・府民税証明書
- 納付済額のお知らせ
- 納税証明書
- 被保険者記録照会回答票
- 被保険者記録照会(納付Ⅱ)
- 卒業証書
- 日本語能力試験認定結果及び成績に関する証明書
- 保証委託契約書の写し
プロの視点でチェック
帰化申請のポイント
- 特になし
- 年金保険料の遅延・滞納
- 年金免除期間がある
- 健康保険料の遅延・滞納
- 住民税の遅延・滞納
- 年収に不安がある
- 過去に自己破産している
- 多額の借金がある
- 交通違反がある
- 交通違反以外の法律違反がある
- 書類が取得できない
- 過去の自分の情報を忘れている
- 海外渡航期間が長い
- 経営者(会社役員)・自営業者である
- 帰化申請者本人が高齢である
- 在留資格と活動内容が一致していない
- 居住要件に不安がある
- 就労要件に不安がある
- 日本語能力に不安がある
- その他
先生の解説
ワンポイントアドバイス
基本的にどこの国の方が帰化申請をするにしても、国籍証明書・出生証明書・父母の婚姻証明書は必要になります。親族関係を証明する書類が存在していない場合は、本人以外にも兄弟姉妹の出生証明書が必要になります。また、法務局によっては母親の陳述書を求める法務局もあります。
先生のコメント
担当者
帰化申請をする前に確認できることなら各証明書が取得できるか確認しておきましょう。
関連リンク
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