難民について記述します。
難民は第一次世界大戦後に政治的問題として扱われるようになりました。難民の多くは、本国の保護を受けることができず、外国に生活の根拠を求めるので、亡命者に類似しています。現在の国際法では、弾圧や迫害を受けて難民化した者に対する救済・支援が国際社会に義務付けられています。日本の社会は「困っている人々＝難民」という認識があり、生活に何らかの支障が生じ困っている人々のことを比喩的に｢○○難民｣と呼ぶことがありますが、実際の難民が置かれている過酷な状況を鑑みれば全く異なるものということがわかります。難民の発生地域を見ると、アジアが全体の54.1%、アフリカが22.1%、ヨーロッパが15.7%というような数字になっています。
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